みなさんこんにちは。
3度の飯と筋トレが大好きまちょたまです。
みなさんは元プロ野球選手の糸井嘉男さんはご存知でしょうか。
野球に興味のある方はもちろん、筋トレをやっている方の中にも知っている方は多いのではないでしょうか。
糸井さんといえば、現役時代から日本人離れした身体能力と、独特なユーモアセンスで非常に人気のある選手でした。
その活躍を支えたのは”超人”と称された彼の肉体にあります。
糸井選手はとにかくデカい!
非常にトレーニングに熱心に打ち込み、バルクアップを野球界にも取り入れたことでも知られています。
そんな糸井さんが筋トレについて語る講演を行うということで、これは絶対に参加せねばということで実際に参加してきました。
今回はその講演会で学んだことと、感想を共有したいと思います。
なかなか学びになることがたくさんあったので是非最後まで記事を読んでくれると嬉しいです。
ではいきましょう!
糸井嘉男 プロフィール
最初に糸井さんについてよく知らないという人のために、簡単にプロフィールと実績を紹介します。すでに知っているよという方は読み飛ばして結構です。
公式HPより引用
Name:糸井 嘉男(YOSHIO ITOI)
Nickname:超人
HT・WT:188㎝・92kg
生年月日:1981年7月31日
血液型:A型
趣味:ジムトレーニング
京都府立宮津高等学校(現・宮津天橋高等学校)
近畿大学
北海道日本ハムファイターズ(2004 – 2012)
オリックス・バファローズ(2013 – 2016)
阪神タイガース(2017 – 2022)
プロ野球では、9度の3割達成、侍ジャパンで四番を任された経験もあるなど、球界を代表するレジェンド選手です。
”超人”糸井氏のセミナーの様子
今回のセミナーでは、糸井さんともう1人、阪神タイガースのフィジカルトレーナーである、桑原さんという方も講師としてきてくださっていました。
会場は大きめの会議室のような場所で、私が入場したときにはすでに多くの参加者の方が待機していました。
今回は実際にトレーニングも一緒に行うということで、椅子ではなく、ヨガマットが敷いてありました笑

座学コーナー
時間になると、糸井さんが登場しました。
やはりデカい!
身長も大きいのですが、肩幅が半端じゃない。
ジャージの上からでもわかるガタイの良さでした。
そしてトレーナーの桑原さんはさらにデカい!笑
ボディビルダーのような体つきをしていました。
こんなにもデカい2人にいったい何を教えてもらえるのか、始まる前からワクワクしてしまいました。

最初のプログラムは座学。
私が参加したのは、筋トレマスターコースでしたので、結構マニアックなことをレクチャーしてくれました。
スピード&ステディ

座学の中ではたくさんのことを教えてもらうことができましたが、なかでも学びになっなと思ったことを紹介します。
それはクイック&ステディです。
これは一体どう意味なのかを紹介します。
そもそも、筋肉には速筋と遅筋という2種類が存在します。
速筋というのは、素早く大きな力を発揮することのできる筋肉です。
反面、疲れやすいのが特徴です。短距離走の選手など、大きな力を瞬発的に発揮するスポーツ選手は速筋が発達しています。
遅筋とは、小さな力を長い時間継続して発揮することのできる筋肉です。マラソン選手などは遅筋が発達しています。
そして意外なことに、筋肥大は速筋しかしないそうなのです。
言われてみると、マラソン選手の足はとても細いですよね。
ですから遅筋をいくら鍛えても意味がないということになってしまいます。
筋トレをすると、まず遅筋が動員されるそうなのです。
そして遅筋が疲れると最後に速筋が使われます。速筋に刺激を与えることで筋肥大につながるのです。
ですから、筋トレをするときはまず遅筋を使い切るためにつぶれる限界までレップをこなす必要があるということなのです。
これが、基本の筋トレの仕組みですが、いきなり速筋に効かせることのできるトレーニングがあるというのです。
とても気になりますよね。私も気になりました。
それが何かというと、先にも述べた”クイック&ステディ”なのです。
これが何かを説明します。
例えば、腕立て伏せをするとします。腕を曲げて地面に体を近づけていくときはスロー、とてもゆっくり下ろします。
この動きを専門的な用語でネガティブ動作といいます。
ネガティブ動作を非常にゆっくり行うのがコツなのです。
そしてあげるときは瞬発的に一気に体を持ち上げます。
このように、ゆっくり下ろして素早くあげるというメリハリをつけることが”スピード&ステディ”なのです。
今まで、おろす動作についてはそこまで意識していなかったため、この話を聞いてとても新鮮でジムでやってみようという思いになりました。
実践編
座学が終了して、実際にトレーニングをすることになりました。
教えてもらった”クイック&ステディ”を実践しました。
行ったのは腕立て伏せです。
おろすのはゆーっくり行い素早く持ち上げる。
これを参加者みんなで行いました。
普段腕立てはよくやりますが、めちゃくちゃきつかったです。
腕立て伏せは素早くやると何十回でもできますが、ゆっくり行うと10回でもとてもきついんですね。
筋肉に効いている感じがとてもして、効果のあるトレーニング方法だと思いました。
タバタ式トレーニング
腕立て伏せの次にはタバタ式トレーニングをしました。
タバタ式トレーニングは今まで名前は聞いたことがあったのですが、実際にやるのは今回が初めてでした。
トレーニング方法はとても簡単で、強度の高い運動を20秒行い、10秒間休憩します。この30秒をワンセットとして8セット行います。つまり4分間トレーニングだけのトレーニングなんですね。
ですが、やってみるとめちゃくちゃきつい!
終わったときには息も絶え絶えでとても辛いトレーニングでした。
これを続けることで心肺機能と筋力どちらも鍛えることができます。
トレーナーの桑原さんがいうには、たった4分でできるのでトレーニングの合間に行ったり、忙しくてジムに行けないときなんかにやるといいと言っていました。
どんなに忙しくても4分の時間は確保できますよね?
タバタ式トレーニングは私たちの言い訳を許してくれません笑
質問タイム

会の最後に糸井さんに質問する機会がありました。
プロ野球で長年活躍されて、トレーニングにも精通している糸井さんに質問したい人で溢れていました。
私は運良く指名してもらえて、質問することができました。
私自身、学生時代は野球をやっていたこともあり、野球に関連する質問をしました。
質問内容は、「野球の打者と投手における、最も鍛えるべき部位はどこか」です。
それに対して糸井さんは、
「大雑把でよければ、体の裏側です。背中やお尻、ハムストリングですね。やはり大きな力を発揮するのは体の裏側です。ですからそちらを優先してトレーニングするのがいいと思いますね」
と答えてくれました。
最後に「体の前側は見た目のために鍛えます笑」と付け加え会場が笑いにつつまれました。
まとめ
和やかな雰囲気で会は進行していき、あっという間に終了の時間がやってきてしまいました。
今回、セミナーに参加して思ったのはトレーニングにもいろいろな視点ややり方があるので、いろんな人の話を聞くことがとても大切だということです。
とてもたくさんの学びがあり、また同じようにトレーニングに励む人たちと関わることでモチベーションアップにもつながりました。
これからもいろんなセミナーに参加したいなと思うイベントでした。
最後に糸井さんからサインと2ショット撮ってもらいました。
最高の思い出と学びになりとても良い1日でした。
みなさんも是非開催された際には参加してみてください。
